仮想世界
仮想世界という世界について
立ち位置的に近いのは空間名だろうか。
(本来は電子の海をベースにしているので。ただ本当に電子の海にしてしまうと内外出入りできなくないか?と思い設定を破棄している)
魔族たちの魔界とも違う世界である。他の創作の国や現実世界等とは地続きにはなっていない。
文明に関してはほぼ変化することが無い。異常なまでに永遠ともいえるだろう。
この世界に外から立ち入る場合は直接空間を指定して転移する、もしくは迷い込むといったことが多い。
南西部に人間領、北西部にエルフ領、北東部に獣人領(そのさらに東側に海獣族の都市が存在する)、南東部に吸血鬼領があることが確認されている。
電子存在達の組織"ディヴァインシュガー"は獣人領と吸血鬼領の間にある小さな土地である。ただし、キリルの能力によって空間が拡張されているため十分な広さがある。
異世界人に関しては珍しい……とは別に思われない。
(なんせ異世界出身者がかなりいる。ナイトメア等の吸血鬼領の住人はもれなく魔界出身だし、玲玲もエーリアルも冴月莉緒もザウルもしーちゃんも異世界出身)
ただし、種族間の対立がある。
特に人間とエルフ、エルフと獣人、獣神と神獣、エルフ領長と冬宮紀沙の対立は有名。
【対立の詳細に関して】 ・人間とエルフ エルフ領が人間領を支配しているため。 それなりに昔からこの体制であるため、恐怖や反感を持つ者も多い。 ・エルフと獣人 エルフ側が獣人を嫌悪している。 ・獣神と神獣 獣人領統合時に派閥争いが起きている。 獣人を中心とした政治を行おうとする獣神派閥と、神を中心とした政治を行おうとする神獣派閥である。 ・エルフ領長と冬宮紀沙 もはや個人の争いすぎるが、領のトップと組織の有名実力者の対立であるため警戒されている。 千数百年ほどに亘って争い続けている。 両方外交担当もしているので会議がまともに会議にならないと苦情が多発している。
種族
・人族
つまりは人間。寿命は80年程度。
本来は魔術を扱えるが、エルフ領の配下となり魔術を扱う機会が減ったことで魔力器官が退化し、現在の人間は一部を除いて魔術を扱うことができない。
・エルフ族
耳が長い、人に似た種族。寿命は2000年程度。
魔術に長けたものが多い。
・獣人族
獣の特徴が見られる種族。寿命は1000年程度。身体能力に長けている。
陸に住む者を陸獣族、海に住む者を海獣族としている。
獣人として纏められることが多いが、それぞれの政治的立場は別である。
・電子存在
ある日突然ふっと現れる、謎の存在。寿命は不明、おそらく存在しない。
その正体、ネタバレ 神や天使が作り出した存在。天界では管理存在と呼ばれている。 現在確認されている該当者はキリル・寒月・ちも。 天界ではそれぞれの個体に別の名前が付けられている。 個体名にはソロモン72柱の名前が割り振られている。 これは魔界の魔族との重複がある。 なぜなら魔界の魔族は仮想世界の外の生物であるからだ。 現在確認されていない個体名は使用されていないわけではなく、天使として生成された者、過去に名も存在も知られる前に消えた管理存在、まだ生まれていない管理存在を含むためである。 これらの存在はある日突然地上に出現するが、それに対して違和感を持つことができないようになっている。 そのように世界に記録されるからだ。
・吸血鬼
仮想世界の外、魔界からやってきた種族。
若い人間の血を渇望し、日の光や流水を弱点とする……とされているが、どうやら違う様子で他者を襲っていることは確認されていない。
それも当然だろう。なぜなら魔界には人間が存在しないからだ。
血液に限定されないように進化してきた種族とも言える。
・魔族
仮想世界の外、魔界からやってきた吸血鬼ではない種族。
悪魔と混同されがちだが、本人らは悪魔と魔族は別物であると主張している。
・ 天使
神に仕える、白い羽と光輪をもった種族。
・堕天使
神に反逆や離反した、もしくは神からそう判断された者たち。
羽は黒く染まっている。
光輪が割れているものは自ら離反した者、溶けているものは神からそう判断された者である。
地上のあちらこちらに存在している。
・精霊
自然から生まれる存在。妖精とは別種族。
自然と共鳴しているため、共鳴した物によって大きく能力値や日常に差が出ている。
・ 妖精
自然に宿るとされる霊的な存在。精霊とは別種族。
羽の生えた小人で、大きさは20~40cm程度。
・神
世界を作り上げた存在。
複数人がおり、それぞれがそれぞれの分野を担当した。
・神話生物
外界の存在。正気でいられなくなるほどのおぞましい見た目をした者がほとんどである。
世界線について
例えばあの日、あの選択を取らなかったならば。
そんな例えばの話が無数に散らばっている。
多少の誤差といえるものから、歴史そのものの変化まで多種多様に渡る。
以下はその一例に過ぎない。
【堕天使バラム】 もしもあの失敗作が成功していたならば?の世界線。 天使として生まれたバラムは平行世界も含めた過去・現在・未来全てを観測し、情報を持っていた。 だがそれも長くは続かない。彼は結果の見えた世界に飽きてしまった。 だからミ カエルと天界の檻から逃げ出し、堕天使になった。 それだけでは飽き足らず、仮想世界の外にまで足を延ばす。 僕をこう作り上げた天空神を後悔させてやる。それだけのために今日も彼は創造と破壊を繰り返している。 -この世界線で存在しない者・事- ・キサ ・レイ ・冬宮紀沙 ・ラジエル ・100年前の大戦、及びラムレザル&ウェトの死
【ゼロ】 もしもあの日、救いがなかったなら。の世界線。 妹を救えなかったゼロは両親の研究を継ぐしかなかった。 たとえそれが利用されていても。彼にはこの道しか残されていなかった。 -この世界線で存在しない者・事- ・キサ ・レイ ・冬宮紀沙orエーリアル、もしくはその両方
【テティス】 もしもあの時、あきらめてしまったなら。の世界線。 天界に捕縛され救出を諦めた冬宮は、神器により能力が暴走。捕食能力によって自分以外の世界全てを喰らった。 後々彼はテティスと名乗り、ただ喰らった世界を繰り返し夢に見るだけの存在と化した。 -この世界線で存在しない者・事- ・仮想世界の全て(消失)
ディヴァインシュガー
電子存在を中心に構成されている、独立の治安組織。
獣人領と吸血鬼領の間にある小さい領土だが、キリルの能力で内部空間が拡張されている。
所属:キサ、冬宮紀沙、寒月、キリル、モクハ、しーちゃん、ロマノヴィチ、ちも、ミーシャ、ラムレザル(故人)、冴月莉緒(2章後)
吸血鬼領
魔界から移住してきたナイトメアとその従者たちの領土。
もともとは誰も住むことができないような土地だったが、ナイトメアが開拓した。
【吸血鬼領居城】
所属:ナイトメア、フルフル、ミエイル、ダンタリオン、オリアクス、ハウラス、デカラビア、マティアス(3章後)、イポス(3章後)、ハーゲンティ(3章後)
ナイトメアが主の居城。吸血鬼領唯一の住居。
たくさんの従者や外交官等が暮らしている。
【墓地】
所属:吴 玲玲、ウェト
共同墓地。現在の管理者はウェト。
獣人領
陸獣族と海獣族が住む領土。長い歴史のある土地の一つ。
神獣と獣神が長年対立している。
【交易所】
所属:クユ
他領との交易を行うときの申請所。
外界の者が獣人領で交易を行う場合にはここで申請の手続きを行う必要がある。
【商店街】
所属:颯希、トキハ、シラン、チグサ、しらあい
物と物が行き交う場所。
【陸獣族:獣神派】
所属:カルネシエル、フレドリカ、フェーレス、ザウル、長老(故人)
現在の主勢力。民中心の派閥。
派閥というよりは神獣派が派閥になってしまったためにこちらも派閥と名乗るしかない状況になっている。
ディヴァインシュガーはこちら側についている。
【陸獣族:神獣派】
所属:神獣、ミナト
神中心の派閥。
獣神派を追い出そうと画策している。神を降ろし、戦争を起こす意思がある。要注意。
【海獣族】
所属:アルミレルラ、メディアルイア、ミルメーレ
海や海底に住んでいる。比較的寒い地方。
【雪山】
所属:しろ、スノウ
常に雪の積もる寒い場所。あまり人が訪れることはない。
天界
独立の領域。他領との関わりはあまりない。
長らく存在が明らかになっていなかった。
【案内所】
所属:ウリエル(4章まで)、ハミエル(4章後)、チャミュエル
天界の案内を担当する場所。
【記録所】
所属:ヨエル、ラジエル、ラファエル、天空神
世界の記録を天界のデータベースに登録する場所。
そこに記録された情報をもとに、天界は世界を動かしている。
【幽閉所】
所属:シナデルフォス、ムルムス、イオフィエル
罪を犯した天使の処罰を行う場所……なのだが、捕獲担当がポンコツのため大半が堕天しても逃げられている。
なのでかなり暇をしている場所。
【審判の場】
所属:ザドキエル(4章まで)、ヤフキエル、ノワール
死後の霊を裁く場所。
人間領
人族を中心とした領土。大昔からエルフ領の配下になっている。
魔術を扱うための魔力器官は持っているが、エルフ領の配下となっているために魔術が衰退し、魔力器官も退化しているために現在の人族は魔術を扱うことができない。
【ギルド】
所属:天風夜空、レイ、ヨヒラ、フユト、ナツキ、ネペタ、シュニー、マウリツィア、アザゼル、ルクリア
人間領にある依頼所や訓練施設、学習支援施設等が合体した複合施設。
創設者は天風夜空。
多くの人間が所属している。
【天体科学館】
所属:カスピエル、タミエル、バラキエル
タミエルが設立した天体科学館。現館長はカスピエル。
人間領の中心部から離れた山沿いにある建物であり、エルフ領の監視の目から逃れている。
(そもそも責任者がタミエルと天界の関係者であり、宗教信仰であるエルフ領は手を出すことができない)
中心部から離れているためそこまで客が多いわけではないが、一定の人気がある模様。
