交流 浮遊遊泳 冬宮紀沙+レオンさん関連: ろころころさんからの交流 「あはは、ちょっと騒ぎ過ぎたなぁ。まあこっちが悪いからしょうがないね」 「元はと言えば貴方が私の話を聞かないからでしょう、フユミヤキサさん!」 夜中に話がヒートアップしてしまったせいで彼……レオンの同僚が駆け付け、厳重注意をくらってしまった...
交流 「友人ってなんだ?」 しーちゃん+🌐🎹さん関連: ねここ。さんからの交流1 交流 鏡の中の君は 冬宮+🌐🎹さん ねここ。さんからの交流2 「夜は暗いから少しぐらい身体を伸ばしていても気になりにくいな。物理的な話だ」 ぐぐ、と足を延ばす。 自分の身体からうにょうにょと"本体"が姿を現すが、今日の見...
交流 鏡の中の君は 冬宮+🌐🎹さんバクリ、と鯛焼きにかぶりつく。 腹の方からかぶりつけば、ぎっしりと詰まった餡子にたどり着く。 視線の先では獣人領の少女たちが仮面野郎と戯れている。 ちょうど気分転換がしたかったのだ。 ここ数日は書類ばかりと格闘をしていたものだから、ついでに遊びに来ていた仮面野郎も連れ出した...
Side キリル「人間領の裏路地に化け物が住み着いていて住民を襲う。なんとかしてくれ」 そんな依頼が僕らのもとに届いたのは、ある秋の日だった。 その裏路地に来た僕は、依頼書を見つめる。 化物の種族も種類も、見た目さえも書いていない。 数日かけて探しているが、なんの手がかりもないまま僕は暗い...
☔ざあざあと雨が降り続く。 通り雨だと思ったそれは、なかなか止みそうになかった。 大樹の下に腰を下ろしたまま、雨が止むのを待っていた。 濡れるのは嫌いだ。嫌なことばかり思い出す。 飛び交う罵詈雑言、奇妙なものを見る視線、ぐちゃぐちゃと不定形で境界線が曖昧なーー 「……はあ」...
交流 テティス+🌐🎹さん(+冬宮紀沙)□年〇月×日。この日は一日中、雨が降っていた。 ぼんやりと見つめる、何百回と繰り返した世界は今日も、いつも通りを映し出していた。 静かに降る小雨がすべてを濡らしていく。 帰路を急ぐ人。はしゃぐ少女。他者多様に過ごす日々を観測していた。...
Side XX*** 初めて意識というものを持ったとき、そこは薄暗いせかいだった。 黒い影が化物と、僕を指さして言った。 意味は分からなかったが、僕は「化物」という名がつけられた。 指をさされる意味を、僕は知らなかった。 他者と違う理由を、僕は知らなかった。...
2023年バレンタインの話。これをどうしようか、と。 冬宮紀沙は一人、机に突っ伏していた。 バレンタインデー。 恋人や家族など大切な人に贈り物をする日。 (なんでこれ、用意したんだろう) 彼はそれを眺めてため息をつく。 丁寧に包装された箱。中身はもちろんチョコレート。...
鉄屑と水泡「ねー、それまだ時間かかるの?もう資料読み飽きたんだけどー」 作業机に頬を乗せながら、冬宮が呟く。 その視線の先で、彼ーーーエーリアルは魔導銃の整備をしていた。 「……もう少し待て。そして邪魔をするな」 「い”っ」 そう言って、冬宮にデコピンをした後、彼は淡々と銃を分解し掃...
「海には連れてきただろ、遊ぶとは言ってない」「ほーら、フユミヤも行こうよ~!」 「いや無理……眠いから寝かせてくれ……」 ビーチテントの中で寝転ぶ冬宮を引きずり出そうとするトキハ。 だが、冬宮は本当に疲れているのか中々起きない。 体格差もあってなかなか外に出せずにいるトキハに、ミナトはひやひやしていた。...
交流 冬宮+🌐🎹さん「そういえば、君って名前あるの?」 クルクルと試験管を軽く回しながら、冬宮は🌐🎹に問うた。 「え、灰猫ちゃんってそういう……呪いとかできるのか?」 「は?しないけど」 🌐🎹の言葉に、冬宮は心底呆れたような声色で答える。...